本仁田山【1回目】雨の本仁田山
登山をするようになってから、雨にあったことがない。まぁ、朝から雨が降っているときは、登山は中止したりもしているからなのだが、折角、高いお金を出して買ったGORETEX製のレインウェアも使わず終いとなっていた。
一方でこれからの季節、山で雨に遭う確立はかなり高いものとなるだろう。なにせ八王子では夏になると街でも毎日のように夕立が降るくらいなんだから。
山で不意に雨になったとき、初めて雨の中の山歩きをすることになるのも不安なので、昨日はあえて練習と称して雨の中を登山してきた。残念ながらそーたはお留守番で、私一人。
行き先はいろいろと考えたのだが、初級者向けの山で駅からのアクセスが良い本仁田山(ほにたさん) 1224.5mとした。ガイドでは青梅線奥多摩駅から本仁田山に登り青梅線鳩ノ巣駅に降りるコースが紹介されていたが、帰りに奥多摩駅近くの「奥多摩温泉 もえぎの湯」によりたいと思ったので、逆コースを取り、鳩ノ巣駅から登ることとした。
天気予報では曇時々雨となっていたが、実際の天気は朝から雨。毎度お馴染みのホリデー快速に乗る。
いつもは登山者で混雑するホリデー快足も、さすがにこの天気では登山者もいないだろうと思ったら、少数ながらそこそこいる。雨にへこたれないで結構登る人はいるんだなぁ、と感心。
青梅駅で各駅停車に乗り換え。ちょうど201系改造の展望電車 四季彩が来た。空いていたのでボックスシートを占領。鳩ノ巣駅まで快適な旅である。窓の外は雨が降っているので、車内でレインウェアを着る。
鳩ノ巣駅ではトイレを済ませて出発!15分ほど住宅地の中の車道を歩く。その間に、おじいちゃんと一緒にいた4歳くらいの女の子から「あのオレンジなに?」と指さされる。よく見ると私のレインウェアの上は目立つオレンジだった。
それから地元のおばあちゃんから、どこに行くのか聞かれ、滑るから気をつけるように声をかけてもらって、いよいよ登山道へとさしかかる。ここまでの道は全てしっかりと道標があり、迷うことはなかった。
雨のため景色も見えず、しばらく単調な登りが続く。ゴアテックスのレインウェアは、思ったよりも蒸す。
話は変わるが、私が高校生の時、毎日、自転車で通学していた。雨でも台風が来ていても基本的に自転車だったのだが、そのときに来ていたのがホームセンターに売っていた深緑色の作業用合羽だった。高校につくと蒸れて内側も濡れていて、部室に干してから教室に向かったものであった。
そのことを思い出すと、ゴアテックスのレインウェアはかなり良い!ウェアの内側をチェックしてみると………全然、濡れていない!それもその後、袖のゴムとか、ポケット(兼ベンチレーター?)の開け閉めでウェアの風通りを調整できることを発見し、風が通るようにしたらかなり快適であることがわかった。
ただし、フードは別。フードをすると音は聞こえにくいし、かなり暑い。フードをするよりもゴアテックス製の帽子の方が良いと思った。今度、お店で見てみよう。今回は、ICI石井スポーツオリジナルの、買ったばかりの通気性がとても良い帽子を被ってきた。帽子のふちに汗止めが付いていて、汗をつばの方に導く、という帽子で、防水性は全くないのだが、それでもかなり快適であった。
そうこうするうちに登山道は、大根ノ山ノ神という林道の終点でUターン用にちょっとした広場になっているところと交差する。この林道は最近になってここまで延長されたらしく、最新の地図には載っていたが少し古い地図には載っていなかった。雨の中、立ったまま一休み。
ここで道はコブタカ山への道と、舟井戸経由川苔山への道とに分岐しているのだが、上記の林道のUターン場ができたために、分岐がかなりわかりづらくなってしまっていて、さらにUターン場ができる以前に建てられたと思われる道標の位置も実際の分岐とはずれていて、地図とコンパスを出して確認してから先に進んだ。
そこからの道は、そんなによく使われる登山道でもないのに、ところどころとても広く作られているところもあった。今は登山道にすぎないが、その昔は、よく使われていた道で、そのときの名残なのだろうか、と考えながら歩く。
そのような道をひとすら登り。途中、倒木が結構、あるところもあったが、倒木の直径も20cm程度だったので簡単に跨げるレベルであった。しばらく登ると視界が開けて、そこがコブタカ山への最後の登り。
きっと晴れていれば、振り返るときれいな景色が広がっているのであろうが、今日はただただ白い雲が見えるだけ。そんな中を岩混じりの斜面を休みながら急登し、コブタカ山の頂上着。狭い頂上で、天気が良ければ景色も楽しめそうだが、雨では単に登山道の分岐になっているだけの頂上。
そこから本仁田山へはしばらく平坦な道が続き、最後に本仁田山頂への斜面を登ると本仁田山頂。コブタカ山から本仁田山頂までは岩場などはなく歩きやすい道であった。
山頂には簡単な屋根がついた休憩スペースがあったが、先に来ていた2人組パーティーが使っていたので、自分は木陰の岩の上に荷物を降ろす。それからお湯をわかして、カップヌードル塩とおにぎりのお昼ご飯。カップヌードルを先に食べてから、スープにお湯を足して飲みやすいように塩分調整してから、そのスープでおにぎりを食べるのだが、おにぎりを食べ始めた直後に3cmくらいある虫がスープの中に墜落。悲しかったが、スープを飲むのはあきらめる。
ちょうど昼食を終えた頃、2人組パーティーが行ってしまったので、屋根のあるところに行ってみたが………屋根は隙間だらけで全く雨は防げていなかった^^;
本仁田山頂は、南側の木が伐採されていて視界は開けていた。今回はただ一面真っ白な雲がよく見えただけだが。コブタカ山からの眺望も良さそうだったので、晴れているときに再度登ってみたい。
本仁田山頂からは奥多摩駅側へと降りる。雨のため滑りやすいところが多く、ゆっくりゆっくり降りる。途中、虎ロープがあるところがあり、道には斜めに板状に岩が露出していたが、ここはホントによく滑るのでびびった。虎ロープをしっかりと持って降りる。
途中、大休場(おおやすんば)というちょっと広く平らになっているところで休憩しつつ降りていき、登山口にあたる安寺沢まで降りたところに「乳房観音 50米 登山安全祈願」という道標があったので、ちょっとよって祈願してから降りる。ちなみに乳房観音の横に説明書きがあったが、特に登山の安全の神様というわけではなさそうだった。
安寺沢からはアスファルトの車道を奥多摩駅まで降り、そのまま奥多摩駅は通過。奥多摩温泉もえぎの湯に向かい、温泉に入って、そうは言ってもそれなりに蒸れてかなり汗をかいたので、頭から足の先まできれいに洗って、ビールを飲んでから帰路に着く。
初の雨の中の登山。雨は降ったり止んだりで、降っているときも比較的小雨だったこともあり、思ったよりも普通に歩けた。ゴアテックスのレインウェアも、小雨だったので前をあけて蒸れを防ぐこともできたこともあり、まぁまぁ快適だった。ただし、フードはかなり蒸れるのでゴアテックス製の帽子を用意した方が良い。
あと、レインウェアのズボンがなぜかちょっと太いこともあり、裾がちょっと気になったので、スパッツも準備した方が良いと思った。ただし、特に下りは滑りやすく慎重に降りてくることになるため、標準タイムを大幅に上回り、随分時間はかかってしまった。
このように雨でもそれなりに歩けるのではあるが………眺望がない登山は、ただただ雲を見ながら登って降りてなので、あまり面白いとは言えなかった。今後はやはり基本的に晴れor薄曇りレベルのときに山へ行くこととしたいと思う。そうはうまく週末は晴れてくれないのだが………というか平日は晴れているのに週末は雨というパターンが多いような気がするのだが^^;
累積標高差 上り922m 下り866m (SUUNTO COREによる計測値)
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